デス・チケット
頷いてから、お化け屋敷が大きくなっているのではなく、自分たちの歩幅が狭くなっていたのだと気がついた。
いつもの半分のペースでしか歩くことができていないため、時間もかかるようになる。
「そんなことより、さっきから寒気が止まらない」
ミチオが自分の体を抱きしめるようにして言った。
その体がガタガタと震えていて唇は青ざめている。
お化け屋敷に入ったときに少し冷房を強く入れているのだと感じたが、今はそのレベルの寒さではなかった。
手と足の先は冷え切っていて冷たいくらいになっている。
「早くここから出ないとな」
タイセイはそう言うものの、思うように動けないのでどうしようもない。
少しずつ少しずつ入り口に近づいていくしかないんだ。
「もう少し歩こう」
いつもの半分のペースでしか歩くことができていないため、時間もかかるようになる。
「そんなことより、さっきから寒気が止まらない」
ミチオが自分の体を抱きしめるようにして言った。
その体がガタガタと震えていて唇は青ざめている。
お化け屋敷に入ったときに少し冷房を強く入れているのだと感じたが、今はそのレベルの寒さではなかった。
手と足の先は冷え切っていて冷たいくらいになっている。
「早くここから出ないとな」
タイセイはそう言うものの、思うように動けないのでどうしようもない。
少しずつ少しずつ入り口に近づいていくしかないんだ。
「もう少し歩こう」