デス・チケット
タイセイが青ざめた顔で呟いた。
「さっき首を切られて運ばれたばかりなのに、どうして立っていられるんだ?」
そのとおりだった。
もしもコノミが襲われたことが本当で、そのコノミが今部屋の中にいるのだとしたら、様子が違い過ぎておかしいことになる。
「だとしたらやっぱりコノミも遊園地の関係者だったとか?」
コノミもカズトモも、すべて演技だ。
それで説明がつくはずだ。
けれどタイセイは左右に首を振った。
「いや、それよりももっと納得できる説明がある」
「なんだよそれ」
ミチオが肩で呼吸をしながら聞いた。
大きく呼吸を繰り返すことで必死に恐怖を押し殺そうとしているようだ。
「2人とも、もう死んでるんだ」
「さっき首を切られて運ばれたばかりなのに、どうして立っていられるんだ?」
そのとおりだった。
もしもコノミが襲われたことが本当で、そのコノミが今部屋の中にいるのだとしたら、様子が違い過ぎておかしいことになる。
「だとしたらやっぱりコノミも遊園地の関係者だったとか?」
コノミもカズトモも、すべて演技だ。
それで説明がつくはずだ。
けれどタイセイは左右に首を振った。
「いや、それよりももっと納得できる説明がある」
「なんだよそれ」
ミチオが肩で呼吸をしながら聞いた。
大きく呼吸を繰り返すことで必死に恐怖を押し殺そうとしているようだ。
「2人とも、もう死んでるんだ」