デス・チケット
☆☆☆
さっきドアが閉まるような音が聞こえてきたのは通路を右へ向かった先だった。
そこには同じような部屋があり、小窓から中を確認した瞬間タイセイが「嘘だろ……」と重たい息を吐き出した。
タイセイに変わってもらって小窓の中を確認してみると、そこにいたのはミチオだったのだ。
小さく息を飲み、一気に涙が溢れ出してきてしまう。
私達をかばったミチオはあの2人に捕まってしまったんだ。
そしてここに入れられた……。
ミチオはすでに殺されてしまったかもしれない、ということだ。
必死に涙を押し込めようとしても、今度は無理だった。
目の奥がジンジンと熱くなってきて頬を涙が流れていく。
こんなところで泣いたってどうにもならないのに、止めることができない。
「ミチオ! 俺だ!」
タイセイがドアをノックして声をかける。
しかし部屋の中のミチオは少しもこちらを見ようとしない。
さっきドアが閉まるような音が聞こえてきたのは通路を右へ向かった先だった。
そこには同じような部屋があり、小窓から中を確認した瞬間タイセイが「嘘だろ……」と重たい息を吐き出した。
タイセイに変わってもらって小窓の中を確認してみると、そこにいたのはミチオだったのだ。
小さく息を飲み、一気に涙が溢れ出してきてしまう。
私達をかばったミチオはあの2人に捕まってしまったんだ。
そしてここに入れられた……。
ミチオはすでに殺されてしまったかもしれない、ということだ。
必死に涙を押し込めようとしても、今度は無理だった。
目の奥がジンジンと熱くなってきて頬を涙が流れていく。
こんなところで泣いたってどうにもならないのに、止めることができない。
「ミチオ! 俺だ!」
タイセイがドアをノックして声をかける。
しかし部屋の中のミチオは少しもこちらを見ようとしない。