この世界は、真夏でできている。
今日もいつものように僕が先に到着したが、違うところが一つだけある。

僕がついてからほんの数分後に、彼女が到着した。

時間は、待ち合わせより10分も早い。

「優介って、ほんと来るの早いんだね、私が先に着くことはもう無さそう」

「それで、どこに向かうの?」

「ここだよ」
「えっ。」

彼女はここのマンションの所在であろう公園に向かったので、僕もそれを追いかける。

マンションで隠れてた夕日の日差しが強く当たって、

思わず顔を顰めてしまう。
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