この世界は、真夏でできている。
彼女は、私を一切裏切ることは無かった。
あの時初めて、話しかけてくれた私を、
あの時見て見ぬふりをしてしまった私を、
誤魔化して、「クラスが離れてしまったから仕方がない」と、
必死で自分をいい聞かせ気付かないふりをしていた私を、
何も。何も無かったことにしてくれたのだ。
1度は見捨ててしまった私を。
「辛い思いをしないでほしい。」と、
今も尚、支えたかったはずの私を、彼女の方が支えてくれている。
そういう所が、好きだった。
ただひたすらにかっこよくて、羨ましかった。
…それに比べて私は、また「黒羽はみんな好きだから」と言い訳を紡ぎ、
また、大切な人から逃げようとしているんだ。
いい加減…いい加減に、しろ。
私は、自分のエゴで、以前の私から離脱する。
あの時初めて、話しかけてくれた私を、
あの時見て見ぬふりをしてしまった私を、
誤魔化して、「クラスが離れてしまったから仕方がない」と、
必死で自分をいい聞かせ気付かないふりをしていた私を、
何も。何も無かったことにしてくれたのだ。
1度は見捨ててしまった私を。
「辛い思いをしないでほしい。」と、
今も尚、支えたかったはずの私を、彼女の方が支えてくれている。
そういう所が、好きだった。
ただひたすらにかっこよくて、羨ましかった。
…それに比べて私は、また「黒羽はみんな好きだから」と言い訳を紡ぎ、
また、大切な人から逃げようとしているんだ。
いい加減…いい加減に、しろ。
私は、自分のエゴで、以前の私から離脱する。