この世界は、真夏でできている。
気づいたら日が傾き、周りの景色はオレンジ色に染まってきていることに気がつく。
「他にしたいことある?」と聞くと、彼女は自分のスマホの裏を見せてきた。
その中には、…おそらく、幼い頃2人で撮ったプリクラが挟んであったのだ。
小っ恥ずかしくなり、少し睨みつけながら、まさかと思うけど、と零す。
彼女は「あったり〜!」と言い僕の腕をぐいっと引っ張りゲームセンターの方へ向かった。
彼女と出会いたての僕なら、この腕を思い切り振りほどき、
こんな恥ずかしいことなんて必死で否定していただろう。
自分の中で、彼女との思い出を、少しでも残したいと思っているのが確かにわかる。
そんな自分に少し呆れながらも、僕は彼女の言葉と歩みの先に従うのだった。
女子高生や若い女性たちに混じり、
ピンクで染められたここの場所には慣れなくて複雑な気持ちになる。
彼女は、それはそれは慣れた手つきで気づいたら最初の設定を終わらせ、
あっという間にいよいよ山場へと来た。
彼女はこれやってね、と片手でハートを作ったポーズを僕に見せる。
「ぜっってーやだ」
後の事は想像に任せるが、端的に言うとしたらちゃんと従った。
「他にしたいことある?」と聞くと、彼女は自分のスマホの裏を見せてきた。
その中には、…おそらく、幼い頃2人で撮ったプリクラが挟んであったのだ。
小っ恥ずかしくなり、少し睨みつけながら、まさかと思うけど、と零す。
彼女は「あったり〜!」と言い僕の腕をぐいっと引っ張りゲームセンターの方へ向かった。
彼女と出会いたての僕なら、この腕を思い切り振りほどき、
こんな恥ずかしいことなんて必死で否定していただろう。
自分の中で、彼女との思い出を、少しでも残したいと思っているのが確かにわかる。
そんな自分に少し呆れながらも、僕は彼女の言葉と歩みの先に従うのだった。
女子高生や若い女性たちに混じり、
ピンクで染められたここの場所には慣れなくて複雑な気持ちになる。
彼女は、それはそれは慣れた手つきで気づいたら最初の設定を終わらせ、
あっという間にいよいよ山場へと来た。
彼女はこれやってね、と片手でハートを作ったポーズを僕に見せる。
「ぜっってーやだ」
後の事は想像に任せるが、端的に言うとしたらちゃんと従った。