豆腐
おばあちゃん③
明日おばあちゃんの家に行くけど良かったらあなたも来ない?と誘った。
彼女のおばあちゃんは千葉の南房総市に住んでいた。
土曜日は特に用事もなかったし、葉月の両親の車で一緒に行くことにした。
僕達は後部座席に座り、2人でいろいろな話をした。
今まで幼馴染のように遊んでた来たし、たくさん話もしてきた。
でもその日はなぜかいつもより話が弾んだ。
いつもの葉月とは違うようにも見えた。
表現が正しいか正しくないかわからなかったが、恋をしている時に感じるものがあった。
今までそんなことを思ってなかったからこそ、この気持ちがなんなのかその時は分からなかった。
僕が家に帰って部屋に行くと、1人でテレビゲームをしたり漫画を読んだりしていることも珍しくなかった。
僕のおやつを勝手に食べられてたことなんて何度もあった。
でも僕は彼女に対して怒りを感じることはなかった。
僕達が喧嘩をする時は僕が彼女のわがままについていけなくなった時くらいだ。
僕は僕が悪い時は謝罪をする。
彼女にしてみれば喧嘩の発端はすべて僕にあると思っているかもしれない。
今更ながら葉月の長所を僕は紹介してなかった。
彼女の長所は…なんだろう?
そもそも僕達2人はお互いを利害関係で見ていないのかもしれない。
全てをなるがままに任せていたのかもしれない。
彼女はおばあちゃんの家に着くと近くの山に僕を案内した。
葉月のおばあちゃんは僕を見ると、あなたの話は葉月や両親から聞いてるよと言って微笑んだ。
葉月は僕の手を取り家を出た。
彼女は僕の何を話したのだろうか。
泳ぎができないこと?冗談を言い過ぎること?豆腐が好きだということ?
途中駄菓子屋があったのでスナック菓子やキャンディー、ジュースを買った。
辺りは鳥の鳴く声、風の音、川の流れる音、葉っぱが揺れる音に包まれていた。
時折山菜を採取しに来る人の中に葉月に声をかける人もいた。
「大きくなったね」
葉月は笑顔を浮かべ会話した。
僕達は川沿いにある少し大きな石に腰をかけた。
葉月は昔よく遊んだと話してくれた。
話を聞きながら当時僕が知る葉月のことを思い出していた。
葉月はおばあちゃん、おじいちゃん、この自然、この町の人々のことが好きなのだろう。
彼女のおばあちゃんは千葉の南房総市に住んでいた。
土曜日は特に用事もなかったし、葉月の両親の車で一緒に行くことにした。
僕達は後部座席に座り、2人でいろいろな話をした。
今まで幼馴染のように遊んでた来たし、たくさん話もしてきた。
でもその日はなぜかいつもより話が弾んだ。
いつもの葉月とは違うようにも見えた。
表現が正しいか正しくないかわからなかったが、恋をしている時に感じるものがあった。
今までそんなことを思ってなかったからこそ、この気持ちがなんなのかその時は分からなかった。
僕が家に帰って部屋に行くと、1人でテレビゲームをしたり漫画を読んだりしていることも珍しくなかった。
僕のおやつを勝手に食べられてたことなんて何度もあった。
でも僕は彼女に対して怒りを感じることはなかった。
僕達が喧嘩をする時は僕が彼女のわがままについていけなくなった時くらいだ。
僕は僕が悪い時は謝罪をする。
彼女にしてみれば喧嘩の発端はすべて僕にあると思っているかもしれない。
今更ながら葉月の長所を僕は紹介してなかった。
彼女の長所は…なんだろう?
そもそも僕達2人はお互いを利害関係で見ていないのかもしれない。
全てをなるがままに任せていたのかもしれない。
彼女はおばあちゃんの家に着くと近くの山に僕を案内した。
葉月のおばあちゃんは僕を見ると、あなたの話は葉月や両親から聞いてるよと言って微笑んだ。
葉月は僕の手を取り家を出た。
彼女は僕の何を話したのだろうか。
泳ぎができないこと?冗談を言い過ぎること?豆腐が好きだということ?
途中駄菓子屋があったのでスナック菓子やキャンディー、ジュースを買った。
辺りは鳥の鳴く声、風の音、川の流れる音、葉っぱが揺れる音に包まれていた。
時折山菜を採取しに来る人の中に葉月に声をかける人もいた。
「大きくなったね」
葉月は笑顔を浮かべ会話した。
僕達は川沿いにある少し大きな石に腰をかけた。
葉月は昔よく遊んだと話してくれた。
話を聞きながら当時僕が知る葉月のことを思い出していた。
葉月はおばあちゃん、おじいちゃん、この自然、この町の人々のことが好きなのだろう。