神殺しのクロノスタシスⅣ
「それ、どういう意味?アトラス君…」
「言葉の通りだ。シュニィとも話し合って決めた。『サンクチュアリ』の暴挙を、これ以上許してはおけない」
それって…。
「え、じゃあ…」
「はい。聖魔騎士団は『サンクチュアリ』を反政府組織と認定し、警察と連携して、『サンクチュアリ』に対して強制捜査を行うことを決めました」
と、シュニィ。
…マジか。思い切ったな。
「フユリ様もご承知の上です。聖魔騎士団の各部隊にも通達しました」
シュニィが言うと、エリュティアも無闇も頷いた。
とうとう、本腰入れて動き出すってことか。
「随分強気だな。大丈夫なのか?」
「はい…。でも、彼らの行動がこれ以上エスカレートしたら、いずれはこうなっていたでしょうし…」
「今回のイーニシュフェルト魔導学院への所業は、明らかなテロ行為だ。これ以上の被害を出さない為にも、動いた方が良い」
シュニィと無闇が答えた。
確かに。
今回は運良く未然に防ぐことが出来たから、良かったようなものの。
イーニシュフェルト魔導学院が狙われたってことは、他の魔導師養成学校が狙われていても、おかしくないんだからな。
これ以上被害が出る前に、例え強硬策でも、『サンクチュアリ』を止めた方が良い。
「シュニィにしては、思い切った選択だな」
俺が、そうシュニィに声をかけると。
「あ、いえ…その…今回の決定は、私の意思と言うより…」
何故かシュニィは、視線を逸らしながらもごもごと言った。
…?
すると、シュニィの視線の先のアトラスが。
「あいつら、俺のシュニィを、ツノを隠した魔女だと抜かしやがった!絶対に許さん…」
…なんか、めっちゃキレてるんですけど。
「言葉の通りだ。シュニィとも話し合って決めた。『サンクチュアリ』の暴挙を、これ以上許してはおけない」
それって…。
「え、じゃあ…」
「はい。聖魔騎士団は『サンクチュアリ』を反政府組織と認定し、警察と連携して、『サンクチュアリ』に対して強制捜査を行うことを決めました」
と、シュニィ。
…マジか。思い切ったな。
「フユリ様もご承知の上です。聖魔騎士団の各部隊にも通達しました」
シュニィが言うと、エリュティアも無闇も頷いた。
とうとう、本腰入れて動き出すってことか。
「随分強気だな。大丈夫なのか?」
「はい…。でも、彼らの行動がこれ以上エスカレートしたら、いずれはこうなっていたでしょうし…」
「今回のイーニシュフェルト魔導学院への所業は、明らかなテロ行為だ。これ以上の被害を出さない為にも、動いた方が良い」
シュニィと無闇が答えた。
確かに。
今回は運良く未然に防ぐことが出来たから、良かったようなものの。
イーニシュフェルト魔導学院が狙われたってことは、他の魔導師養成学校が狙われていても、おかしくないんだからな。
これ以上被害が出る前に、例え強硬策でも、『サンクチュアリ』を止めた方が良い。
「シュニィにしては、思い切った選択だな」
俺が、そうシュニィに声をかけると。
「あ、いえ…その…今回の決定は、私の意思と言うより…」
何故かシュニィは、視線を逸らしながらもごもごと言った。
…?
すると、シュニィの視線の先のアトラスが。
「あいつら、俺のシュニィを、ツノを隠した魔女だと抜かしやがった!絶対に許さん…」
…なんか、めっちゃキレてるんですけど。