神殺しのクロノスタシスⅣ
その日シルナは、朝から学院の教員全員を学院長室に招集した。
全く、何だって朝イチで、寝惚けたおっさんの顔を見なければならないんだ、と思ったら…。
「おい、シルナ来たぞ」
「あ、羽久いらっしゃ〜い♪」
満面笑みのシルナが、るんるんとテーブルにマグカップを並べていて。
反射的に殴りたくなるのを、俺は必死で抑えなければならなかった。
何だこいつ。朝から気色悪っ。
「羽久が〜♪私に失礼なことを考えてる気がするけど〜♪今はあんまり気にならな〜い♪」
やっぱり殴りてぇ。
良いんじゃね?俺、もう衝動を抑えなくても良いんじゃね?
皆考えてみろよ。出勤前のただでさえ忙しいときに、上司に呼び出しを食らって。
何だよ面倒臭いな…と思いながら、上司の部屋に行ってみたら。
頭の中お花畑の上司が、スキップしながらマグカップを並べている。
おまけに部屋の中は、思わず吐き気を催すほどに、濃厚なチョコレートの匂いが立ち上っていた。
朝からこれは気持ち悪いよ。
案の定。
「…何なんですこの部屋は…」
「うわー…。チョコくさっ…」
「うっ…」
俺の後からやってきた、イレース、ナジュ、天音の三人も、思わず学院長室の入り口で足を止める始末。
天音大丈夫か。
「あ、皆いらっしゃ〜い!はいっ、これ皆に食べてもらおうと思って!」
シルナは、テーブルの上に並べられたチョコ菓子を、それはそれは自慢げに見せた。
テーブルには人数分の、ほかほかと湯気を立てる濃厚なフォンダンショコラ、チョコ味のシフォンケーキとチョコクリーム、生チョコとトリュフチョコ…等々。
いかにも、シルナが好きそうなチョコ菓子の数々が並んでいた。
更に極めつけは、マグカップになみなみと入った、チョコチップとチョコソースをかけ、生クリームを添えたホットチョコレート。
成程、部屋の中がこんなにチョコ臭いのも納得というものである。
全く、何だって朝イチで、寝惚けたおっさんの顔を見なければならないんだ、と思ったら…。
「おい、シルナ来たぞ」
「あ、羽久いらっしゃ〜い♪」
満面笑みのシルナが、るんるんとテーブルにマグカップを並べていて。
反射的に殴りたくなるのを、俺は必死で抑えなければならなかった。
何だこいつ。朝から気色悪っ。
「羽久が〜♪私に失礼なことを考えてる気がするけど〜♪今はあんまり気にならな〜い♪」
やっぱり殴りてぇ。
良いんじゃね?俺、もう衝動を抑えなくても良いんじゃね?
皆考えてみろよ。出勤前のただでさえ忙しいときに、上司に呼び出しを食らって。
何だよ面倒臭いな…と思いながら、上司の部屋に行ってみたら。
頭の中お花畑の上司が、スキップしながらマグカップを並べている。
おまけに部屋の中は、思わず吐き気を催すほどに、濃厚なチョコレートの匂いが立ち上っていた。
朝からこれは気持ち悪いよ。
案の定。
「…何なんですこの部屋は…」
「うわー…。チョコくさっ…」
「うっ…」
俺の後からやってきた、イレース、ナジュ、天音の三人も、思わず学院長室の入り口で足を止める始末。
天音大丈夫か。
「あ、皆いらっしゃ〜い!はいっ、これ皆に食べてもらおうと思って!」
シルナは、テーブルの上に並べられたチョコ菓子を、それはそれは自慢げに見せた。
テーブルには人数分の、ほかほかと湯気を立てる濃厚なフォンダンショコラ、チョコ味のシフォンケーキとチョコクリーム、生チョコとトリュフチョコ…等々。
いかにも、シルナが好きそうなチョコ菓子の数々が並んでいた。
更に極めつけは、マグカップになみなみと入った、チョコチップとチョコソースをかけ、生クリームを添えたホットチョコレート。
成程、部屋の中がこんなにチョコ臭いのも納得というものである。