神殺しのクロノスタシスⅣ
…と、まぁ。
そんなこんなあって。
結局、魔導教育委員会からの奨励金は。
「各部屋への、殺虫スプレーと虫除けグッズ配布費用に使わせてもらうことになりました」
「…悲しい使い方だな…」
まさか、魔導教育委員会も、奨励金の使い道が虫除け対策グッズ購入だとは、思ってないだろうなぁ。
本当、生徒が何を求めているのかは、生徒目線じゃないと分からないっていうのは、事実だったな。
まさか、虫対策を求めていたとは。
まぁ良いよ。何だか、もっと他に使い道あっただろ!と思わなくもないけど。
結果敵に生徒の為になったんだし、これで生徒達の安眠を守れたんだと思えば。
そして。
「で、奨励金の残りについては…」
「ボーナスですか?」
「あなたを含め、我が学院には不埒者が多過ぎるので、あなたや、何処ぞの元暗殺者組に使う為に、電気椅子を購入することにしました」
エグい拷問具だ。
うちには、既にファラリスの雄牛があるというのに。
更に追加購入するのか。それは奨励金の使い道として正しいのか?
と、思ったが。
…下手に口を出して、イーニシュフェルト魔導学院の電気椅子犠牲者第一号になるのは、絶対に御免だったので。
黙っておくことにした。
「うぅ…。ハロウィンパーティ…。ヴィクトリアサンドイッチ…」
シルナが、しょんぼりと呟いていた。
今思えば、ハロウィンパーティの為にパーッと使っていた方が、まだマシだったかもしれない…。
が、時既に遅し、という奴である。
いずれにしても。
「いやはや、あぶく銭の使い道なんて、真面目に議論するもんじゃありませんね」
「…全くだよ…」
魔導教育委員会の人に、切実に言いたい。
今度からは、現物支給にしてくれ、と。
そんなこんなあって。
結局、魔導教育委員会からの奨励金は。
「各部屋への、殺虫スプレーと虫除けグッズ配布費用に使わせてもらうことになりました」
「…悲しい使い方だな…」
まさか、魔導教育委員会も、奨励金の使い道が虫除け対策グッズ購入だとは、思ってないだろうなぁ。
本当、生徒が何を求めているのかは、生徒目線じゃないと分からないっていうのは、事実だったな。
まさか、虫対策を求めていたとは。
まぁ良いよ。何だか、もっと他に使い道あっただろ!と思わなくもないけど。
結果敵に生徒の為になったんだし、これで生徒達の安眠を守れたんだと思えば。
そして。
「で、奨励金の残りについては…」
「ボーナスですか?」
「あなたを含め、我が学院には不埒者が多過ぎるので、あなたや、何処ぞの元暗殺者組に使う為に、電気椅子を購入することにしました」
エグい拷問具だ。
うちには、既にファラリスの雄牛があるというのに。
更に追加購入するのか。それは奨励金の使い道として正しいのか?
と、思ったが。
…下手に口を出して、イーニシュフェルト魔導学院の電気椅子犠牲者第一号になるのは、絶対に御免だったので。
黙っておくことにした。
「うぅ…。ハロウィンパーティ…。ヴィクトリアサンドイッチ…」
シルナが、しょんぼりと呟いていた。
今思えば、ハロウィンパーティの為にパーッと使っていた方が、まだマシだったかもしれない…。
が、時既に遅し、という奴である。
いずれにしても。
「いやはや、あぶく銭の使い道なんて、真面目に議論するもんじゃありませんね」
「…全くだよ…」
魔導教育委員会の人に、切実に言いたい。
今度からは、現物支給にしてくれ、と。