神殺しのクロノスタシスⅣ
――――――それから、クュルナとエリュティアに不幸が始まった。




…と、思ったのだが。





「…羽久、頭にガムついてる」

「…あぁ、知ってる」

さっき外の通路を歩いていたら、何処かから頭に、ベチャッ、と飛んできたんだよ。

もう、いちいちリアクションするのも面倒だから、知らない振りをしてたんだよ。

クュルナに、不幸が見舞われると思っていたら。

何故か、俺に不幸が降り掛かるようになった。










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