神殺しのクロノスタシスⅣ
「ふぇぇぇぇん!帰ってきてくれたぁぁ!帰ってきてくれたよぉぉぉ!ぴぇぇぇぇ!」
「…何なんですか、この汚物は…」
「…言うな、イレース」
結果オーライだったんだから、それで良しとしてくれ。
俺だって気持ち悪かったんだぞ。
この汚物、学院に連れて帰るの。
出来ればそのまま置いてきたかったんだけど、近所迷惑になるから仕方なく。
「うぇぇぇん、帰ってきてくれないかと思った。帰ってきてくれないかと〜っ!!」
まだ言ってるし。
イレース、完全に汚物を見る目。
帰ってきてくれたのは、確かに良いことだが。
シルナのこの醜態はどうしたものか。
「良かったよぉ、良かったよぉぉぉ羽久ぇぇぇ」
「おま、きたなっ…鼻水拭け!」
その鼻水だらけの顔で、こっちにくっついてこようとするな。
やめろよ。
良かったのは分かったから。
ちなみに、同じくこの、シルナの醜態を見た天音はと言うと。
「あ、良かったですね…」の一言だけを残して、そそくさと保健室に帰った。
賢明だ。
同じく、この光景を見たナジュはと言うと。
「今回のは僕の功績ですね。じゃ、ご褒美にリリスとイチャついてきまーす」と言って、自室に戻っていった。
下衆め。
そして、いつもならちょいちょい学院長室にやって来る、元暗殺者組は。
ご自慢の危機察知能力を、遺憾なく発揮したのか。
そもそも学院長室にやっても来ない。
小賢しい奴らだよ。
で、今このシルナを見ているイレースは。
「…」
汚物を見る目で、無言で去っていった。
…残されたのは、俺と。
「ぴぇぇぇぇん!」
この、汚物シルナのみ。
気づいたら、シルナは俺にしがみついて、鼻水もべったりつけられている。
…。
…なぁ、これ。
俺、何の罰ゲーム?
「…何なんですか、この汚物は…」
「…言うな、イレース」
結果オーライだったんだから、それで良しとしてくれ。
俺だって気持ち悪かったんだぞ。
この汚物、学院に連れて帰るの。
出来ればそのまま置いてきたかったんだけど、近所迷惑になるから仕方なく。
「うぇぇぇん、帰ってきてくれないかと思った。帰ってきてくれないかと〜っ!!」
まだ言ってるし。
イレース、完全に汚物を見る目。
帰ってきてくれたのは、確かに良いことだが。
シルナのこの醜態はどうしたものか。
「良かったよぉ、良かったよぉぉぉ羽久ぇぇぇ」
「おま、きたなっ…鼻水拭け!」
その鼻水だらけの顔で、こっちにくっついてこようとするな。
やめろよ。
良かったのは分かったから。
ちなみに、同じくこの、シルナの醜態を見た天音はと言うと。
「あ、良かったですね…」の一言だけを残して、そそくさと保健室に帰った。
賢明だ。
同じく、この光景を見たナジュはと言うと。
「今回のは僕の功績ですね。じゃ、ご褒美にリリスとイチャついてきまーす」と言って、自室に戻っていった。
下衆め。
そして、いつもならちょいちょい学院長室にやって来る、元暗殺者組は。
ご自慢の危機察知能力を、遺憾なく発揮したのか。
そもそも学院長室にやっても来ない。
小賢しい奴らだよ。
で、今このシルナを見ているイレースは。
「…」
汚物を見る目で、無言で去っていった。
…残されたのは、俺と。
「ぴぇぇぇぇん!」
この、汚物シルナのみ。
気づいたら、シルナは俺にしがみついて、鼻水もべったりつけられている。
…。
…なぁ、これ。
俺、何の罰ゲーム?