神殺しのクロノスタシスⅣ
ぴえんシルナが、ぴえんをやめて大人しくなったのは。

翌日の、放課後だった。

たまりかねた天音が、シルナのご機嫌を取る為に、チョコレートケーキを買ってきたことにより。

シルナのぴえんが、一瞬で終わった。

「あっ!ケーキだ!」って。その一言で。

丸一日鼻水つけられた俺って、一体。

シルナのぴえんが収まったと聞いて、ナジュと元暗殺者組…と言っても令月だけで、すぐりは園芸部に行ってたけど…戻ってきた。

…で。





「全く…。大変だったな、今回は…」

放課後。下校時刻が過ぎた頃。

俺は、鼻水だらけの服を着替えてから、学院長室に戻ってきた。

ちなみに、服はクリーニングに出した。

捨てようかとも思ったけど。勿体無いだろ。

クリーニングで、しっかり綺麗に洗われて戻って来てくれ。
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