神殺しのクロノスタシスⅣ
では次。聖魔騎士団魔導部隊の皆様。
余談ですが、私は帝国騎士団より聖魔騎士団の方が遥かに好きです。
帝国騎士団よりは遥かに一枚岩だし。殺伐としてなさそうだし。
何よりトップが違いますもんね。片やオルタンスで、片やアトラスさん。
お二人共天然なところがあるのは共通ですが、いざってときはオルタンスの方がしっかりしてそう。
でも人情に厚いのは、圧倒的にアトラスさんです。
アトラスさんには、シュニィちゃんがついてますからね。多少抜けてても大丈夫です。
作者の不都合で、今回はあまり出番のなかったシュニトラス。
しかし私は忘れていません。『サンクチュアリ』にシュニィちゃんを魔女呼ばわりされたアトラス君が、烈火のごとく怒りまくっていたところを。
更に、シュニィちゃんが異次元世界に強制転移されそうになったところを、アトラス君が身を挺して庇おうとしたところを。
ああいうところに、愛を感じるんだよなぁ。幸せな夫婦だ。
次回作で出番があることを祈ろう。
で、次吐月君。
作者の密かなお気に入りキャラです。
彼は異次元世界組でしたね。一番最初に異次元世界に強制転送された、気の毒な四人のうちの一人です。
この最初の四人は、それぞれのトラウマ世界ではなく。
賢者の石の欠片を、ミルツちゃんに授けられた『サンクチュアリ』のメンバー四人が、それぞれの不幸な人生を追体験させる、という不思議な世界でした。
賢者の石の影響下にあるので、魔法も満足に使えないという。
普段当たり前のように使えている魔法が、いきなり使えなくなったら、相当不便だし、そして不安だと思いますよ。
昨日まで普通に自分の足で立って歩いていたのに、ある日いきなり立つことも出来なくなった、って感じだろうか。
うん、それは怖いな。
ましてや吐月君は、常に、どんなときでもベルフェゴールが一緒でしたからね。
いきなりベルフェゴールの声も聞こえなくなって、相当不安だったと思う。
しかも彼の異次元世界、結構酷かったしなぁ。
いや、四人共酷いけど。
あからさまないじめを受けるわ、実の親はろくでもないわ。
唯一の救いは、育ての親が良い人だったところだけど、その親も火事で亡くなるわ…。
そりゃ心も歪みますよ。
ちなみに、異次元世界を作った主である『サンクチュアリ』のメンバーは、異次元世界を壊されても死んではいません。
普通に生きて、今頃留置所で取り調べを受けているところだと思います。
吐月君はナジュ君に通じる不幸な過去をお持ちなので、是非とも幸せになってくれ。
では次。これまた作者のお気に入りキャラ、キュレムさん。
キュレムさんはどんな異次元世界だっけ?
あ、そうだ。キュレムさんはルイーシュに、ルイーシュはキュレムさんに似たような人生を追体験したんだっけ。
お互いが、お互いの歩んできた人生って、こんな感じだったんだろうなぁ、っていうのを教えられる。そんな異次元世界でした。
しかし冷静に考えると怖いですよね、魔導適性って。
これを持って生まれるか、持たないで生まれるかによって、かなり人生変わるじゃないですか。
どんなに魔導師になりたくても、魔導適性がなければ絶対になれない訳で。
でも、特に魔導師になりたくない人が、魔導適性を持て余している場合もある訳で。
自分は絶対に魔導師になることは出来ないのに、魔導適性を持て余している奴を見たら、そりゃ拗らせますよ。
そして病みますよ。
持てる者と持たざる者の格差が半端じゃない。
ルーデュニア聖王国では、シルナの手腕と、聖魔騎士団の献身のお陰で、そういう魔導師、非魔導師格差みたいなのは、かなり抑えられてますけど。
この差が抑えられなかった場合、この後ナジュ君の世界で起きる、大戦争が勃発する訳です。
キュレムも、それからルイーシュの経験した異次元世界も、そういう魔導適性の有無で苦しんだ人の人生を、追体験させられた訳です。
ついでだから、ルイーシュについても喋っときますね。
ルイーシュもキュレムと同じくらい好きです。
特に今回、「テメーの人生なんてどうでも良いから、ルイーシュ(キュレムさん)を返せ」と、二人共同じ反応をしてましたよね。
ああいうのを見てると、信頼し合っているパートナーって良いよなぁって。
「あいつは俺の相棒なんだよ」っていうあの台詞、実はあれを言わせたいが為に作った異次元世界だったりする。
それくらい、この二人の設定はめっちゃしっかり考えてました。桜崎にしては珍しいです。
一方、かなり設定を考えるのに困ったのが無闇さんです。
無闇さん、嫌いではないんですが、書くのは難しいキャラです。
この人の異次元世界は、割と直前まで悩んでた気がするなぁ。
トラウマを刺激しようにも、無闇さんってそんなトラウマないですしね。
何が起きても、大体淡々と受け止めそうなメンタルの強さもある。
無闇の異次元世界の主は、魔導適性の有無を拗らせた極端な例ですよね。
ミルツちゃんじゃないけど、魔法の使い方がどうあるべきかというのは、魔法のある世界の大命題だと思います。
しかし無闇、あまりの書きにくさに、そもそも彼が何で『死火』を持っているのかも忘れてしまったとは言えない。
そして、そんな無闇以上に書きにくいのか、白雪姫契約組の、クュルナとエリュティア。
もう二人共書きにくいんでまとめます。
前々から言ってますよね、この辺の人達の書きにくさについては…。
書きにくいけれども、ちゃんと出番は作ってあげましたよ。
描きにくいってだけで、嫌いではないので。
特にクュルナちゃんは好きです。
それぞれ、怒りと悲しみを教える役目でしたっけ。
喜怒哀楽という、人間の感情の基本ですが、いざこれらの感情を他人に教えろと言われると、かなり難しいんじゃないかと思います。
語ることがないので次。
誰だっけ。あー、はい。ジュリスとベリクリーデか。
クュルナとエリュティアから一転、書きやすくてびっくりな二人です。
お前、さてはこの二人に結婚式させたいが為に、白雪姫編書いたんじゃないだろうな。
半分正解です。
ちょっとふざけ過ぎたかなと、今更反省していますが。
見ている分には微笑ましいので、アリです。
この二人は、いつ書いても楽しいです。特にジュリスは好き。イケメンだし。
やっぱりイケメンは正義だな。
登場人物は以上です。
あれ?今回青薔薇ブローチポイントは何処かって?
学院の教師陣は皆つけてるので、それで良しとしてください(←忘れていた作者)。
余談ですが、私は帝国騎士団より聖魔騎士団の方が遥かに好きです。
帝国騎士団よりは遥かに一枚岩だし。殺伐としてなさそうだし。
何よりトップが違いますもんね。片やオルタンスで、片やアトラスさん。
お二人共天然なところがあるのは共通ですが、いざってときはオルタンスの方がしっかりしてそう。
でも人情に厚いのは、圧倒的にアトラスさんです。
アトラスさんには、シュニィちゃんがついてますからね。多少抜けてても大丈夫です。
作者の不都合で、今回はあまり出番のなかったシュニトラス。
しかし私は忘れていません。『サンクチュアリ』にシュニィちゃんを魔女呼ばわりされたアトラス君が、烈火のごとく怒りまくっていたところを。
更に、シュニィちゃんが異次元世界に強制転移されそうになったところを、アトラス君が身を挺して庇おうとしたところを。
ああいうところに、愛を感じるんだよなぁ。幸せな夫婦だ。
次回作で出番があることを祈ろう。
で、次吐月君。
作者の密かなお気に入りキャラです。
彼は異次元世界組でしたね。一番最初に異次元世界に強制転送された、気の毒な四人のうちの一人です。
この最初の四人は、それぞれのトラウマ世界ではなく。
賢者の石の欠片を、ミルツちゃんに授けられた『サンクチュアリ』のメンバー四人が、それぞれの不幸な人生を追体験させる、という不思議な世界でした。
賢者の石の影響下にあるので、魔法も満足に使えないという。
普段当たり前のように使えている魔法が、いきなり使えなくなったら、相当不便だし、そして不安だと思いますよ。
昨日まで普通に自分の足で立って歩いていたのに、ある日いきなり立つことも出来なくなった、って感じだろうか。
うん、それは怖いな。
ましてや吐月君は、常に、どんなときでもベルフェゴールが一緒でしたからね。
いきなりベルフェゴールの声も聞こえなくなって、相当不安だったと思う。
しかも彼の異次元世界、結構酷かったしなぁ。
いや、四人共酷いけど。
あからさまないじめを受けるわ、実の親はろくでもないわ。
唯一の救いは、育ての親が良い人だったところだけど、その親も火事で亡くなるわ…。
そりゃ心も歪みますよ。
ちなみに、異次元世界を作った主である『サンクチュアリ』のメンバーは、異次元世界を壊されても死んではいません。
普通に生きて、今頃留置所で取り調べを受けているところだと思います。
吐月君はナジュ君に通じる不幸な過去をお持ちなので、是非とも幸せになってくれ。
では次。これまた作者のお気に入りキャラ、キュレムさん。
キュレムさんはどんな異次元世界だっけ?
あ、そうだ。キュレムさんはルイーシュに、ルイーシュはキュレムさんに似たような人生を追体験したんだっけ。
お互いが、お互いの歩んできた人生って、こんな感じだったんだろうなぁ、っていうのを教えられる。そんな異次元世界でした。
しかし冷静に考えると怖いですよね、魔導適性って。
これを持って生まれるか、持たないで生まれるかによって、かなり人生変わるじゃないですか。
どんなに魔導師になりたくても、魔導適性がなければ絶対になれない訳で。
でも、特に魔導師になりたくない人が、魔導適性を持て余している場合もある訳で。
自分は絶対に魔導師になることは出来ないのに、魔導適性を持て余している奴を見たら、そりゃ拗らせますよ。
そして病みますよ。
持てる者と持たざる者の格差が半端じゃない。
ルーデュニア聖王国では、シルナの手腕と、聖魔騎士団の献身のお陰で、そういう魔導師、非魔導師格差みたいなのは、かなり抑えられてますけど。
この差が抑えられなかった場合、この後ナジュ君の世界で起きる、大戦争が勃発する訳です。
キュレムも、それからルイーシュの経験した異次元世界も、そういう魔導適性の有無で苦しんだ人の人生を、追体験させられた訳です。
ついでだから、ルイーシュについても喋っときますね。
ルイーシュもキュレムと同じくらい好きです。
特に今回、「テメーの人生なんてどうでも良いから、ルイーシュ(キュレムさん)を返せ」と、二人共同じ反応をしてましたよね。
ああいうのを見てると、信頼し合っているパートナーって良いよなぁって。
「あいつは俺の相棒なんだよ」っていうあの台詞、実はあれを言わせたいが為に作った異次元世界だったりする。
それくらい、この二人の設定はめっちゃしっかり考えてました。桜崎にしては珍しいです。
一方、かなり設定を考えるのに困ったのが無闇さんです。
無闇さん、嫌いではないんですが、書くのは難しいキャラです。
この人の異次元世界は、割と直前まで悩んでた気がするなぁ。
トラウマを刺激しようにも、無闇さんってそんなトラウマないですしね。
何が起きても、大体淡々と受け止めそうなメンタルの強さもある。
無闇の異次元世界の主は、魔導適性の有無を拗らせた極端な例ですよね。
ミルツちゃんじゃないけど、魔法の使い方がどうあるべきかというのは、魔法のある世界の大命題だと思います。
しかし無闇、あまりの書きにくさに、そもそも彼が何で『死火』を持っているのかも忘れてしまったとは言えない。
そして、そんな無闇以上に書きにくいのか、白雪姫契約組の、クュルナとエリュティア。
もう二人共書きにくいんでまとめます。
前々から言ってますよね、この辺の人達の書きにくさについては…。
書きにくいけれども、ちゃんと出番は作ってあげましたよ。
描きにくいってだけで、嫌いではないので。
特にクュルナちゃんは好きです。
それぞれ、怒りと悲しみを教える役目でしたっけ。
喜怒哀楽という、人間の感情の基本ですが、いざこれらの感情を他人に教えろと言われると、かなり難しいんじゃないかと思います。
語ることがないので次。
誰だっけ。あー、はい。ジュリスとベリクリーデか。
クュルナとエリュティアから一転、書きやすくてびっくりな二人です。
お前、さてはこの二人に結婚式させたいが為に、白雪姫編書いたんじゃないだろうな。
半分正解です。
ちょっとふざけ過ぎたかなと、今更反省していますが。
見ている分には微笑ましいので、アリです。
この二人は、いつ書いても楽しいです。特にジュリスは好き。イケメンだし。
やっぱりイケメンは正義だな。
登場人物は以上です。
あれ?今回青薔薇ブローチポイントは何処かって?
学院の教師陣は皆つけてるので、それで良しとしてください(←忘れていた作者)。