浅葱の姫。
そんな秋になってきた頃、

新撰組に新しいお仲間が

入隊された。

代表は伊東甲子太郎様。

「何をしている?」

少し傲慢な口調の方。

「お洗濯でございます。」

「女なら私に酒をつがぬか。」

昼間からお酒を飲むのだ。

「忙しいので

ご自分でお願い致します。」

「女のくせに私に逆らうのかっ!」

伊東様は手を振りかざした。
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