浅葱の姫。
━━ザシュッ━━ズバッ━━━━

沖田様はいとも簡単に

斬りつけた。

「大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です。

助けていただいて

ありがとうこざいます。」

少し強がった。

「前にも言ったでしょう?

困った時は助けを求めていいと。」

沖田様はそう言って

私を抱きしめた。

そういえば会って間もない頃、

沖田様は私に言ってくれた。
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