浅葱の姫。
私は籠に入る。

沖田様が近づいてきた。

「貴方はここにいたいんでしょう!?

ならば諦めてはダメです!

私が共に戦います!」

沖田様を巻き込むことは

沖田様の死を意味する。

国に背くのだから。

「·····失礼します。」

扉を閉めても

沖田様はまだ話しかけてきた。

「あの言葉は嘘だったのですか!?

私のそばを離れないと·····!」
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