浅葱の姫。
第五章
「姫様!」

また爺が私を呼ぶ。

「·····。」

あれから1週間、

聞いた話では沖田様達は

切腹を免れたらしい。

私はまた昔の生活に逆戻り。

「幸せだったのになぁ。」

「幸せなわけがありますか!

あんな芋侍共にそそのかされて!

あなたが消えたことで

私の首が

飛ぶかもしれなかったんですよ!」

自分のことばかり。
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