浅葱の姫。
「ごポッ」

そんな音がして沖田様の

方を見る。

「沖田様·····!」

「近づくな!」

沖田様に突き飛ばされた。

「きゃっ·····」

私は思わずこけてしまった。

「はぁはぁ·····」

私は立ち上がると

沖田様の手に目線がいった。

「それは·····」

沖田様の手は真っ赤に染っていた。
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