浅葱の姫。
でも、だからって

気持ちを伝えないのは違う。

「だから気持ちを

伝えて下さらないのですか?」

泣きそうになりながら

私は必死に声を出した。

「未来ない私と

共にいるのは苦しいだけです。」

そんなこと言わないで·····。

「それでも私が共にいたいのは

沖田様だけです·····!」

「貴方は他の人にも愛されている。

どうか他を当たって下さい。」
< 234 / 310 >

この作品をシェア

pagetop