浅葱の姫。
そばにいたい。

ただそれだけだ。

沖田様は私を抱き締め返した。

抱きしめられているのに

悲しい。

だって大事な

仲間がいなくなったんだから。

そして沖田様とも

心は繋がっていない。

悲しくて悲しくて、

ここに沖田様がいるのに

寂しい。

運命はどうして

こんなにも残酷なんだろう。
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