浅葱の姫。
けれどその願いも虚しく

沖田様は途中で体調を崩された。

「松本先生、

ご協力ありがとうございます。」

私と沖田様は松本良順先生に

匿われ、千駄ヶ谷の植木屋に

滞在することになった。

「ふふっ今日も土方さんは

怒鳴っているのでしょうか。」

沖田様は何も言わなかった。

でもきっとご自分を責めている。

そんな時、

これから遠くに移動なさる

近藤様がいらした。
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