浅葱の姫。
私は何も力になれないんだ。

近藤様はお帰りになる際、

私に声をかけた。

「君とは·····

本当に不思議な縁だった。

だけど感謝するよ。

総司に出会ってくれて

ありがとう。」

私は何も力になれないのに

近藤様は感謝してくれた。

お部屋に戻ると

沖田様は笑っていた。

どうして私には

素顔を見せてくれないんだろう。
< 247 / 310 >

この作品をシェア

pagetop