浅葱の姫。
「泣いていい。

泣いていいんだ。」

抱きしめられた。

あぁ、やっぱり

永倉様に抱きしめられると、

頭を撫でられると

こんなにも安心するんだ。

家族のように私を抱きしめてくれる。

「·····ほん、とうは·····

もっと、一緒に

いだがっだ·····!

ず·····っと、

そ、ばにいて

守って、·····ほしか·····った、」
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