浅葱の姫。
「失礼ですね。

私の顔を忘れたので?」

そこにいたのは

斉藤さんだった。

「へ·····ど、して」

私は言葉が詰まる。

たけど次には安堵した。

「ご無事で良かった·····!」

本当に良かった。

ずっと心配していた。

新八さんの他に

ご無事な方はいないのか。

原田さんとは

結局、再会できないままだ。
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