浅葱の姫。
「·····総司の話、

聞かせていただけませんか?」

斉藤さんは沖田さんの

最期が聞きたいんだ。

だから私の所へ

訪れてくれた。

「もちろんです!」

私はそう答えた。

「夕刻まで待ってください。」

私はそう言って

お仕事に戻った。

「最期は看取れなかったんです·····。」

私は今でも後悔している。
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