浅葱の姫。
「どうして泣いているのです?」

斉藤さんに聞かれた。

「沖田·····さんの

口癖なんです。」

「そういやぁあいつ

あさにはよく言ってたな。」

危険な時も、

頑張った時も、

常にその言葉と共に

寄り添ってくれた。

「本当は私の

口癖なんですがねぇ。」

きっと斉藤さんを

尊敬していたからこそ

沖田さんは

この言葉を使っていたんだ。
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