浅葱の姫。
殿方は私を見た。

「これは失礼。」

そういうと少し遅めに歩いてくれる。

━━ざっ━━━ざっ━━

━━トコ━━━トコ━━━

さっき突き飛ばしたこと

謝らないと。

「あ、あの·····!」

「着きました。」

言いそびれてしまった·····。

「く、組長!お早いお帰りで。」

「またすぐにゆく。」

重たい空気。
< 5 / 310 >

この作品をシェア

pagetop