浅葱の姫。
「·····嫌です。

1人でもやってみせます。」

沖田様は私の目線に合わせた。

「前にも言ったでしょう?

休暇は頑張ってる者にこそ

与えるのだと。

それに男達もたまには

自分ですべきです。」

私は沖田様に言いくるめられ

大人しく休暇を貰うことにした。

「こほっ」

また咳をした。

「私も脆いものですね。」
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