キミは精神安定剤
「いや、まだ考えてないや…」
「え、早くしないとバレンタインになっちゃうよ!?」
本当は、不器用な椿季に変わって、椿季の祖母が南都を思って作った(笑)ベストがあるのだが、そんな事はさすがに言えない。
「加古さんも一緒にマフラー作らない?」
「あ~、わたし、不器用だからいいや」
「そうなんだ…」
菜々美は少し残念そうだったが、納得はしてくれたようだ。
バレンタインデー当日、椿季は祖母が作ってくれたベストを南都に渡すと、南都は嬉しそうに笑った。
そして、
「椿季、誕生日、おめでとう!」
ネックレスをくれた。
実はバレンタインデーの翌日が、椿季の誕生日なのだが、南都はそれを覚えてくれていたのだ。
「え、早くしないとバレンタインになっちゃうよ!?」
本当は、不器用な椿季に変わって、椿季の祖母が南都を思って作った(笑)ベストがあるのだが、そんな事はさすがに言えない。
「加古さんも一緒にマフラー作らない?」
「あ~、わたし、不器用だからいいや」
「そうなんだ…」
菜々美は少し残念そうだったが、納得はしてくれたようだ。
バレンタインデー当日、椿季は祖母が作ってくれたベストを南都に渡すと、南都は嬉しそうに笑った。
そして、
「椿季、誕生日、おめでとう!」
ネックレスをくれた。
実はバレンタインデーの翌日が、椿季の誕生日なのだが、南都はそれを覚えてくれていたのだ。