腹黒脳外科医は、今日も偽りの笑みを浮かべる
「僕はもも以外には欲情しないよ。もも以外の女性とそういうことするくらいなら自分で処理するって」
「しょっ……!」
「あ、やっぱり、それも意味がわかるんだ。さすがもも」
からかうようにクスリと笑われると、一気に頰が熱くなった。
(悪かったわね! リク先生が喜ぶかと思ったら興味ありすぎて私の性的知識の吸収力半端なかったんだもん!)
どうもリクさんといると、感情の起伏が忙しい。
こんな自分もいるのだと、自分で自分に驚く。