腹黒脳外科医は、今日も偽りの笑みを浮かべる

 手を取られ、部屋を出る。
 それから、病院を出た帰り道で立ち止まり、私は先生をじっと見つめた。

「私も、リク先生と子育てできるの、楽しみにしてます」

 ポツリとそう言うと、先生は本当に嬉しそうに目を細めた。

「ももがかわいすぎて、今すぐ襲いたいんだけど」
「それはほんとにやめてくださっ……」

 私が言い終わるより前、リク先生に無理やり唇を奪われる。
 私は一瞬慌てたけど、結局、その温かさに目を瞑った。

〈END〉
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