腹黒脳外科医は、今日も偽りの笑みを浮かべる
いつもなら、写真に撮って保存したいくらい大好きなリク先生の微笑み。
だけど今は……なんだか……
ーーーなんだかすごく怖い!
「いつも、ももは思い通りにならなくて。なんでかなって思ってた」
「……どういう」
私が聞くより前、先生は私の頬を撫でる。
びくりと肩を震わせると、潤む視界の中で先生がクスリと笑った。
「その泣きそうな顔は思い通り。最高だ」
そのまま顔が近づいてきて、唇が触れる。
「んんっ……!」
そのままリク先生は、私にキスをした。