100回目の告白
出来るだけ、湊様とは関わらないようにしようと、私は生徒会に入ることにした。

けど、その選択は間違ってたみたい。

生徒会の書記長に、『あの』湊様が就任していたから。

「あぁ、もう最悪。なんで『あの』人がいるの?」

私は感嘆の声をあげてその場で泣き崩れた。

「何が最悪だ。『あの』人とは、俺のことか?」

ああぁ、不運。『あの』人に聞かれてたよ。もう最悪。

「そうです。あなたのことです。私は、書記次長。あなたは、書記長。もう最悪です。」

あ、つい本音を漏らしちゃった。もういいや!

「それはこっちのセリフだよ!ポンコツ書記次長!」

「うっ…、だったらそっちはバカ書記長ね!」

罵るのがバカらしくなったのか彼は、謝ってきたの。

「悪かった、つい昔のことを思い出して…」

昔のことってなんだろう?

「わ、私もすみません。カッとしちゃって。」

その時私は、また彼に惚れてしまったの。
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