甘やかしてあげたい、傷ついたきみを。 〜真実の恋は強引で優しいハイスペックな彼との一夜の過ちからはじまった〜
同じ会社に勤めてはいるけれど、彼、島内亮介さんは営業で、わたしは総務。日常的な接点はない。
なのに前から、こうして出退勤の途中や会社の廊下ですれ違ったときに、二言三言、言葉を交わす間柄だった。
きっかけは何だっけ?
ああ、そういえば、4年前、彼が入社してすぐのころ。
ロッカーの鍵を失くしたから合い鍵を作ってほしいと、総務に連絡してきたんだ。
わたしが応対して顔見知りになった。
そのときから、なぜか、仕事の行きかえりで偶然出会ったりするたびに、声をかけてくれるようになって……
でもわたしはこれまで、一度も彼の誘いに乗ったことはない。
裕樹と付き合っているときは、他の男性とふたりきりで食事や飲みに行くなんて考えもしなかったし。
なのに前から、こうして出退勤の途中や会社の廊下ですれ違ったときに、二言三言、言葉を交わす間柄だった。
きっかけは何だっけ?
ああ、そういえば、4年前、彼が入社してすぐのころ。
ロッカーの鍵を失くしたから合い鍵を作ってほしいと、総務に連絡してきたんだ。
わたしが応対して顔見知りになった。
そのときから、なぜか、仕事の行きかえりで偶然出会ったりするたびに、声をかけてくれるようになって……
でもわたしはこれまで、一度も彼の誘いに乗ったことはない。
裕樹と付き合っているときは、他の男性とふたりきりで食事や飲みに行くなんて考えもしなかったし。