黒曜の戦場


真ん中に仁王立ちしているリーダー的立ち位置のおなごが、めちゃくちゃお口が悪いのですが……。

いっそ清々しいほど見事な毒舌っぷりなのですが。



琥珀ちゃんは一周回って、そこまで悪口が言えちゃうのも凄いなぁと感心しながらも、困っておりました。ぐすん。














本日は月曜日、朝のお天気は快晴!

それはそれは気分もウルルン ルンルン ルルルンルン!ランラン ルー!!

たくさん眠って起きてスッキリ状態で学校へ向かった琥珀ちゃんでした!るん!!



そしたら、教室に入ろうとした時に、廊下まで聞こえる程ザワザワとしているではありませんか。

それでも空気の読めないことに定評のある琥珀ちゃんは、そのまま気にせず自分の席へとGO!!……しようとして。

既にそこには、座っている人がいたのでした。



「あ、きた」

「………………未夜くん????」



そこには……ここにいるはずのない未夜くんが。



あれ……?

学校は?

いや、ここも学校なのは学校なんだけれど……あれ?



未夜くんて、中学生じゃなかったっけ…………?



混乱する私の元へ、立ち上がった未夜くんが来る。

制服の上からダボダボのカーディガンを着て、その手にはやはりゲーム機が。

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