黒曜の戦場
おでこチュウ!!!!?????
教室と廊下中から注目を浴びている、この中心で!!???
「というわけで、よろしく」
「よろしくと言われましても!!!!」
先程のことを思い出しながら、両手に肉まんとピザまんを持って叫ぶ琥珀ちゃんwithみっちょん。
学校帰りのコンビニで、肉まんとピザまんを買って二人で仲良く分けていた。
これぞ高校生の醍醐味だよね!!うましうまし。
じっとりとしたみっちょんからの視線を浴びつつ、誤魔化すようにもぐもぐを再開する。
まだ顔が熱いような気がするんだ。
「……アンタさ、本当にあの中に彼氏いないの?」
「いません!!ていうか出会って四日だよ!!?」
「なのよね、うん。琥珀が言うなら……」
えっへん!と琥珀ちゃんは両手を腰に当てる。
訝し気なその視線が痛いぜっ!!
「アイツら、どうせ昼休みの件と噂も聞き付けて釘を刺しに来たんだろうけど……インパクト強すぎ。何あれ怖っ。本当にアシしかしてないのよね?」
「琥珀ちゃんはしがないアシスタント要員ですよっ」