黒曜の戦場


「その分は後で報復するからいいの。琥珀は黙ってアイツらと、私にも守られてなさい」

「ずっきゅん!!!はぅ!みっちょん惚れる!!」

「セコム扱いした奴全員ぶっ潰す。アイツらも守りきれなかったら、どことは言わないけど潰す」

「怖かっこいいよ、みっちょん!!!」



美術部に所属しているみっちょんであるけれど、子供の頃は合気道を習っていて。

それはそれはもう、並の男ならねじ伏せてしまえる程にお強いセコ……ん"ん"ッッ!!逞しい子なのだ!
(危ない、琥珀までぶっ潰される所だった!!)



でもみっちょんでもガチの不良や武器を持ってる人は危ないのを知ってる。

だから琥珀も出会ったら全力で逃げろって教えこまれてて……あ。



ごめんみっちょん、琥珀は不良から逃げなかったから約束破っちゃってたね!!

でも今日メンバーと会ってきたし、安心してほしいなぁ……。



「ところでみっちょん、琥珀が咲くんの大きな胸の中に包まれていた時、みっちょんはいおりさんとどうしてたの?」

「お黙り、蒸し返すんじゃない」

「ひぇっ」



教えてくれないの!!?

気になっていたのに!!

琥珀ちゃんには何も見えていなかったのに!!!

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