黒曜の戦場


「琥珀の精神年齢低すぎ。友人関係広くないし、流行りにも鈍ければ18禁にも鈍すぎる!保健の授業じゃ正式名称は知ってても隠語のバリエーションがない!!」

「18禁は18歳になんないと見ちゃダメだから18禁なんじゃないの……???」

「アンタその状態で男に迫られてみなさい、キャパオーバーしてトラウマになるからね?ただでさえ溜まり場って所に行ってんだから治安良くないのよ?わかる?」



みっちょんの言いたいことは……男の人に迫られたら琥珀の頭がパァンてなるから、少女漫画で慣らせ……ってこと?

確かにずっと絵ばっかり描いてて、友達関係は全然広くないけど……困ってなかったもん、むむぅ。



正座している咲くんが手を上げると、みっちょんは「発言を許可する」と言って腕を組んだ。

すごく偉そうだけどなんか仕切っててかっこいいよ、みっちょん。



「あの、つまり……琥珀ちゃんは危機感が足りないってことかな?」

「危機感も何も、頭の中がガキなのよ。散々いおが変態発言してようがなんも気付いてないのよ」

「な、なにもじゃないよっ!いおりさんが普通じゃない発言してるのも聞いたことあるよっ!!」

「聞いたことあるレベルなのがおかしいのよ!!コイツ口開けばアッチのことばっか発言するからね!?ホイホイ頷かれてちゃ困るのよ!!!」



ひぇっ。
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