黒曜の戦場
なんてかっこいい響きだろうか!!
みっちょんナイトさん!!!
「アンタたち、琥珀の怖がるようなことしたら絞めるから」
「マジでコイツ絞めるっつったら絞めるし、潰すっつったら潰すし。幼なじみのヨシミで俺もコイツ敵に回すようなことしねぇから。覚えとけ?」
みっちょんを指しながら、いおりさんまでがそう彼らに釘を打ってくれていた。
この二人が味方になってくれるなんて……なんて心強いことなんだろうか!!(物理的に)
震え上がる下々ーズとは対照的に、琥珀ちゃんの目は煌めきに満ち満ちていた。
「こ、これからお世話になりますっ!!お話することがあるかわからないですがっ、お、お手柔らかにっ!!!」
「琥珀、緊張しすぎだよ。落ち着いて」
未夜くんに宥められるも、緊張が最高潮に達している琥珀ちゃんは、今にも湯気になって飛んで行っちゃいそうだ!!!
一階に降りると強面さんたちのお顔が近くに見えるから、余計に緊張する。