黒曜の戦場


シンプルに絵が好みだったので読んでみたらキュンキュンの連続で、主人公もヒロインも真顔ばかりなのになんでこんなにカッコイイの!?と衝撃を受けたものだ。

もう少しで完結するらしいので、完結したらもう一回読む予定だっ!!



「琥珀、スポーツ系男子好きなの?」

「うん?うーん……どうなんだろう?琥珀の好みって考えたことなくて」

「…………タイプも?」

「たいぷ…………琥珀のたいぷ?」



はて、琥珀のたいぷ……。



美術一筋17年、花の女子高生琥珀ちゃん高校2年生。

その中で色恋沙汰なんて考えたこともなかった17年。

タイプは?と聞かれることもあった気がする。

乙女はなにかと人の恋路が気になるようで、琥珀もよく聞かれていた気はするけれど。



『でも琥珀ちゃんにはなんか、恋とかはまだ早そうだよね』

『幼いっていうか……恋より芸術に極振りしてるかんじ』

『琥珀ちゃん、幸せになりたいとか思わないの?』

『…………琥珀はもう幸せだよ?』



美味しい物食べて、好きなことして、お友達とお話できて。

それは幸せなことなのに、みんなは恋することが幸せなことなんだろうか。

幸せってなんだろう。恋ってなんだろう。

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