黒曜の戦場


で、でも、みっちょん強いから、いおくん相手でも華麗な手さばきでシュシュッと避けてくれる気がする…………!?

画材あったらそんなスペースないかな……いおくん相手なら大丈夫かな……?

なんだかんだで口で丸め込んじゃうくらい、みっちょんも強いから大丈夫だと思った!






「俺の話したんだから次お前な?」

「なんですと!!?」



クロッキーを一旦終え、私たちは小休憩に入った……はずだったのに!!



「お前なんで喰うの意味、急に理解した?経緯教えろよ、誰かになんかされただろ?」

「ぴぇっ!!?」

「いや……お前まだ処女か?」

「ぴ…………ぴ?」

「あ、これは処女だわ、理解理解。つーことはキスだかなんだかあたりのことだとでも思ってんのか?」

「ぴっっっ!!!!」



どうしよう……琥珀は今聞きたくない話に片脚突っ込まされている気がするのだけれど。

琥珀はそれ以上は聞いちゃいけない気がして、でもちょっと好奇心もあるんだけど、いやでもそれはいおくんと話すべきじゃない!と頭の中で警報が鳴っている。

みっちょんからの注意事項もちゃんと覚えているんだからっ!!

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