黒曜の戦場
33.なんで琥珀にあんなことしたの?
次の日の朝、琥珀は学校でみっちょんに、原稿中のいおくんのことをお願い出来るか聞いてみた。
首を傾げて、カフェオレをちぅーってストローで飲んでいるみっちょんもかわいい。
「原稿中のいおの監視をしてほしい?」
「そ、そうなの!」
「っていうか三徹?アイツ馬鹿じゃないの?」
呆れた溜め息を吐くみっちょんに、琥珀も沢山頷いていく。
やっぱ無茶してるよね!?
あまりにも黒曜でそれが当たり前のようにされてたから、琥珀の方がおかしいのかと思っちゃったよ!!
「まぁ、寝る時間くらい確保は出来るでしょう、きっと。そこまで無茶なスケジュールも立てないだろうし」
「そうかな?」
「遊んでるか、遊んでるか、遊んでる時間があるかよ」
「全部遊んでるね!?」
とにかく今日の放課後、どこかに無駄な時間があるんじゃないかと、黒曜まで来て見てくれるそうだ。
琥珀はアシスタント作業(枠線引き&消しゴムかけ&小物描き)を今日はやっていく。
漫画の枠線引きにはミリペンの太めのサイズを使うよ!
ミリペンは一定の太さの線が引けるペンで、なかなかに便利!