黒曜の戦場
「上が休まないと下は呑気に休んでらんないのよ。アンタが必死こいてぶっ倒れると下にまで影響来るでしょうが。つまり琥珀が心配すんのよ!前回ぶっ倒れた話は琥珀から聞いてるんだからね?ていうか何あのモンエナ缶のストックは。カフェ中ナメてんじゃないでしょうね?」
こっぴどく叱られているいおくん。
どうやら叱られながら戻って来たらしい。
いい仕事してくれるなぁ、みっちょん!
琥珀もそう叱りたかったんだよ!!
あとでカフェオレおごってあげよう!
今度またパフェ食べに行くのもいいね!!
作業しながらるんるんと妄想が膨らんでいく琥珀。
「アンタ明日から音ゲーの時間絞りなさいよね。やり過ぎなのよ寝る前三時間してるとか馬鹿じゃないの?」
「三時間!!?」
「三時間とか余裕だし……」
「寝ろっつってんのよ!夜10時以降のスマホ禁止徹底しなさい」
スマホ制限された時のいおくんの顔ったら、それはもう悲しそうだった。
「みゃあココに住んでるんでしょう?ならみゃあに見届けてもらうわ。ちゃんと寝るように」
むすっとするいおくん、チッと舌打ちをしてみっちょんに蹴られる。