黒曜の戦場


「上が休まないと下は呑気に休んでらんないのよ。アンタが必死こいてぶっ倒れると下にまで影響来るでしょうが。つまり琥珀が心配すんのよ!前回ぶっ倒れた話は琥珀から聞いてるんだからね?ていうか何あのモンエナ缶のストックは。カフェ中ナメてんじゃないでしょうね?」



こっぴどく叱られているいおくん。

どうやら叱られながら戻って来たらしい。

いい仕事してくれるなぁ、みっちょん!

琥珀もそう叱りたかったんだよ!!



あとでカフェオレおごってあげよう!

今度またパフェ食べに行くのもいいね!!

作業しながらるんるんと妄想が膨らんでいく琥珀。



「アンタ明日から音ゲーの時間絞りなさいよね。やり過ぎなのよ寝る前三時間してるとか馬鹿じゃないの?」

「三時間!!?」

「三時間とか余裕だし……」

「寝ろっつってんのよ!夜10時以降のスマホ禁止徹底しなさい」



スマホ制限された時のいおくんの顔ったら、それはもう悲しそうだった。



「みゃあココに住んでるんでしょう?ならみゃあに見届けてもらうわ。ちゃんと寝るように」



むすっとするいおくん、チッと舌打ちをしてみっちょんに蹴られる。
< 408 / 505 >

この作品をシェア

pagetop