黒曜の戦場
「琥珀は頑張ったし、私もなんかこのまま解散っていうのもね」
「ほんと!?琥珀もみっちょんともっと一緒に居れたら嬉しい!」
「ただし帰ったらすぐ寝ること!日を超える前に寝るわよ」
「うぅ……はぁい」
「ということで咲さんごめんなさい、琥珀の行き先ウチにしてもらっていい?」
「いいよ。ちょっと羨ましいなぁ」
すると、奥の部屋から原稿を持ったいおくんが出てくる。
大きな封筒に入っているご様子。
「なに、琥珀お前ミツハん家に泊まんの?」
しっかりちゃっかり聞いていたご様子のいおくん!!!
どうやら今の話を聞いていて部屋から出てきたらしい。
「いお、アンタも今日はゲームしないで早く寝なさいよ?」
「原稿終わってんだから別にいいだろ、学校で寝るわ」
「今日まで原稿してたんだから今日までよ!」
「へいへい」
そう言って頭を搔くいおくんは、本当に今日大人しく寝てくれるだろうか?
心配しかない。
「まぁ俺も今度ミツハん家行くし?別にいいけど」
そういってフンッとドヤ顔を見せてくるいおくん。
な、なんですとっ!?
いおくんがみっちょんの家に!?
今琥珀の顔みてドヤりました!?