黒曜の戦場
「そんで突き放されたら怖ぇだろうが!アイツ怒ったら怖いんだぞ、変に勘違いされてるうちに変に告白して変に振られたら俺凹む」
「うわぁ、すごいヘタレないおり、初めて見た」
「私も初めて見た……」
未夜くんもこの通り呆れ顔である。
今日は珍しい顔をよく見るなぁ。
「ほらほら、みっちょんだって話せばわかってくれるはず!いおくんが勇気持てなかったら平行線のままですよ!」
「話すって……」
「みっちょん以外の女の子関係はもうないんでしょう?まずそこから勘違いを解かないと!」
そうだよ!まずはその誤解……というか、古い情報を塗り替えて新しい情報をみっちょんに伝えなければ!
「みっちょんに誤解されたままでいいんですかっ!?」
「嫌だ」
「ほら!まずその話からしてきましょう!今度おうちで会うんでしょう!?打ち上げもするんでしょう!?」
「くっ……どうしたらさりげなくそんな話題を振れるんだ……」
「頑張って漫画家さん!!!」
自分の壁を打ち破ってみっちょんに少しずつアタックするのです!!
それを琥珀は、どうなるかわからないけれど、見守っていますからね!!!