黒曜の戦場
「打ち上げ?」
「そう、みっちょんもアシスタントに参加してくれたからって。一緒に行かない?」
「どこでやるの?また黒曜?」
「黒曜で、今回は前回と違ってアシスタントした子たちだけのこぢんまりとした打ち上げだって」
次の日の昼休み、学校でみっちょんにも打ち上げのお話を伝えた。
前回の打ち上げでは、琥珀は咲くんからこの黒曜と琥珀のブレスレットをいただいたんだよね。
大事に大事につけてます。
これを付けていると、黒曜のみんなに見守られているみたいで、元気が出るの。
咲くんも……まるで隣にいるみたいに、安心するの。
なにか返したいなぁ。
琥珀になにか出来るかなぁ。
「その日なら私も一緒に行けそうだわ」
「やったぁ!!」
琥珀はうきうき、喜びます。
そうだ!当日琥珀も玉子焼き作っていっていいかなぁ!?
咲くんにも食べて欲しい!
そうしてウキウキと妄想を膨らませ、みっちょん家にいおくんが訪問するという週末も過ぎ去っていき、そして月曜日。
朝、家から出ると、頬を腫らしたいおくんが私の登校を待ち構えていました。
…………ほっぺ、いっっったそう!!!!