黒曜の戦場


私そんな大層な呼び名を付けられてしまって期待されても、応えることなんてできませんからねっ!?

琥珀ちゃん結構おバカな所あるからね!?



「俺らにとっても、そんな繊細な作業が出来る奴ここにほとんどいないんで助かるし、祀り上げて調子乗らせて逃げられないように囲えばよくね?って話で、下のやつらも満場一致ってやつで」

「ソレ私に説明しちゃってよかったことなん???」



バレちゃダメなことじゃないかなぁっておバカな琥珀ちゃんでもそれは思うわけですよ。

そんなにこやかに説明されたって囲えばよくね??の辺りで恐怖を覚えちゃいますよ。



ていうか満場一致してるということは私のことは下の人たちにももう広がっているということなのかしら。



「ところでコハクってなんか聞いたことあるけどなんだっけ?」

「宝石のお名前です」

「お前知ってる?」

「えー……なんか黄色いやつじゃなかった?」

「黄色かぁ」



男の子にとって、宝石ってその程度の認識なのが普通なのかな……。

琥珀ちゃんはちょっぴり涙をこらえました。

ぐすん、男の子はやっぱり宝石なんかより食い気が勝るか。
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