義兄の甘美な愛のままに~エリート御曹司の激情に抗えない~
義兄がマグカップをヘッドボードに置き、私の腕をつかむ。引き寄せられ、私は腕の中に飛び込んだ。自分の意思で。
「やっと聞かせてくれたな」
「言うつもり、なかったの。だけど、駄目だった。お兄ちゃんを誰にも渡せない」
「俺もぼたんを誰にも渡せない。おまえは俺だけのものだ」
求めあうように唇が重なる。互いの髪に指を差し入れ、夢中で甘いキスを味わった。激しくむさぼり合ううち、義兄の手が私の胸のふくらみに触れた。柔く触れられ、カットソーの下に手を差し入れられる。
「いいか」
唇を離して、義兄が尋ねた。初めての行為が始まる。怖いけれど、その何倍もこの人がほしい。全身で感じたい。
「して。お兄ちゃんのものにして」
しがみつくように抱きつき、耳元でねだった。それが義兄を煽る行為だったようで、いっそう激しく口づけられる。
そのままシーツに押し倒された。スプリングで弾むわずかな時間すら惜しく、腕を伸ばし抱きしめ合う。離れたくない。
丹念な愛撫とキスを施され、私は快感に身体をよじって声をあげる。私の嬌声に義兄の我慢が利かなくなっていくのがわかった。
「ぼたん、好きだ」
私も、と答える声すらキスに吸い込まれ、私は深い愛に溺れていった。
「やっと聞かせてくれたな」
「言うつもり、なかったの。だけど、駄目だった。お兄ちゃんを誰にも渡せない」
「俺もぼたんを誰にも渡せない。おまえは俺だけのものだ」
求めあうように唇が重なる。互いの髪に指を差し入れ、夢中で甘いキスを味わった。激しくむさぼり合ううち、義兄の手が私の胸のふくらみに触れた。柔く触れられ、カットソーの下に手を差し入れられる。
「いいか」
唇を離して、義兄が尋ねた。初めての行為が始まる。怖いけれど、その何倍もこの人がほしい。全身で感じたい。
「して。お兄ちゃんのものにして」
しがみつくように抱きつき、耳元でねだった。それが義兄を煽る行為だったようで、いっそう激しく口づけられる。
そのままシーツに押し倒された。スプリングで弾むわずかな時間すら惜しく、腕を伸ばし抱きしめ合う。離れたくない。
丹念な愛撫とキスを施され、私は快感に身体をよじって声をあげる。私の嬌声に義兄の我慢が利かなくなっていくのがわかった。
「ぼたん、好きだ」
私も、と答える声すらキスに吸い込まれ、私は深い愛に溺れていった。