雨上がりの景色を夢見て
…っ

眩しい…。

カーテンの隙間から差し込む眩しい光で、ゆっくりと目を覚ます。

身体が痛い。

昨日、あの後缶チューハイを一本飲んで、そのままソファーで寝てしまった。時計を見ると9時になろうとしていた。

いっぱい寝ちゃった…。

起き上がって、痛い身体を無理やり伸ばす。痛いけれど、少しずつ身体中に血が巡り、動きがスムーズになってくる。

「コーヒー飲もう」

やかんを火にかけ、お湯を沸かす。一切れだけ残っていた食パンを、トースタに入れた。

そういえば、今日の午後に菜子と買い物に行く約束をしていたんだ。

明日は仁さんの誕生日。プレゼントを選びに、隣町の大きなショッピングセンターまで車で連れていく約束をしていたのだ。

熱々のコーヒーを入れ終わり、母に連絡しようと、スマホを手に取る。

あっ…

ホーム画面に表示されている修二くんの名前に、一瞬胸がざわつく。

コーヒーを一口飲み、心を落ち着かせてから
メッセージを開いて、文面に目を通した。




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